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幡多弁 | 共通語 | 用例 | 解説、その他 |
もうて | 回って | いっぺん右にもうてみよ | 「一度、右に待ってみなさい」 「回って」の意。ア段を語幹にもつ動詞の変化。語幹がオ段に変わる |
もうばいかねる | 困り切る | 今日は、ほんまにもうばいかねた | 「今日は、本当に困り切った」 つくづく困り切る様子 |
モーター | スクーター、オートバイ | 人のんくの前い、モーターとめてまんな | 「他人の家の前に、オートバイを停めたりするな」 |
もがう | 絡む、逆らう | また、もがいよるか。こまったもんよ | 「また逆らっているのか。困ったものだ。」 他人の意見に簡単に従わない様 |
もぐ | 取る、外す | 柿んなっちょったけん、もいできた | 柿がなっていたから、取ってきた |
もくう | 絡まる、もつれる | おおの、みちいとんもくうた | ああ、みちいとがからまった |
もくいつく | 絡みつく | ひがしやまん、歯にもくいつた | ひがしやま(干菓子)が、歯にからまった |
もげる | 取れる、外れる | ちゃっしもうた。エビの足んもげた | ちぇ、しまった。エビの足がとれた |
もじゃくる | くしゃくしゃにする | テストもじゃくったらいくまいが | テストをくしゃくしゃにしてはいけないだろうが |
もじゃこ | じゃこ、鰯の稚魚 | ||
もちしば | サルトリイバラの葉 | 山へいくやったら、もちしばとってきてや | 「山に行くんなら、餅柴をとってきてよ」 柏の葉の代わりに用いる |
もって | 〜ながら | 遊びもってもどるけん、おそんなるがよ | 「遊びながら帰ってくるから、遅くなるのよ」 |
もどりしな | 帰りがけ | もどりしなに、もっかい寄るけん | 帰りがけにもう一度寄ります |
ものでやま | 吹き出物が頭にできた様 | ||
もぶり | 混ぜご飯、五目ちらし | もぶりめしつくっちょくけん | 混ぜご飯、作っておくから |
もぶる | 混ぜる | ぬくめしと生節ともぶって食うたらうまいろん | 温かいご飯と、生節とを混ぜて食べたらうまいだろう |
もま | むささび、ももんが | 架空の動物「まも」を指す場合がある |