ま
幡多弁 | 共通語 | 用例 | 解説、その他 |
まいこむ | うずくまる、弱る | この暑いがにことうて、ちゃんとまいこんじもうた | 「この暑さが堪えて、すっかり体が弱ってしまった」 |
まいまいする | うきうきする | ええことんあったかしらん、まいまいしようじゃいか | 「いいことがあったのか、ウキウキしてるじゃないか」 踊る程うれしい様を表す |
まう | 回る | そこで2回まうがよ | そこで2度回るのよ |
まえる | 薄める | 風呂熱いけん、まえちょって | 「風呂が熱いから、ぬるくしておいて」同義語うまえる |
まぎる | 邪魔になる | まぎるけん、その椅子あらけちょけ | 「邪魔だから、その椅子、片付けておきなさい」 |
ますげ | まゆげ | ますげがこいねや | 「眉毛が濃いねえ」 |
まぜる | 入れる | 仲間にまぜちゃれや | 「仲間に加えてやれよ」同義語なす |
またい | 弱い | あの子は気がまたいけん | 「あの子は気が弱いから」多くは気が弱いことを言う |
まちる | 待つ | ここでまちるけん、ゆっくりしてきたや | 「ここで待っているから、ゆっくりしてきなさい」 |
まっと | もっと | まっと、人をあつめんといかんろう | 「もっと、人を集めないといけないだろう」 |
まっぽ | 目 | まっぽんくらがった | 「目の前が暗くなった」「まっぽんくらがる」の形で用いることが多い |
まないたあらい | 宴会 | まないたあらいしようらあよ。食べていかんかよ。 | 「まないたあらいしているよ。食べていかないかい。」 おきゃく(宴会)が終わった後、手伝いの女性たちが宴会をすること。またその宴会を指す。同義語あとぎゃく |
まも | ももんが | もま | |
まもうか | おばけ | 夜泣きよったら、まもうかんくる | 「夜泣いていると、まもうかがくる」 伝説上の怪物で、正体は誰も知らない |
まり | 〜にでも | だれまりかれまり言うたらいかん | 「誰にでも言ってはいけない」 |
まろぶ | まくる | カラオケで歌いまろうだ | 「カラオケで歌いまくった」「まろんだ」とも言う。補助動詞。古語。平家物語 |
まろぶ | 転ぶ、こける | そこでまろうだけんど、どこっちゃうっちょらん | 「そこで転んだけど、どこも打っていない」 そこで転んだけど、どこも打っていない。古語。平家物語 |
まろぶ | 死ぬ | けさがた、牛んまろうだ | 「今朝方、牛が死んだ」古語としての意味は転ぶ、あるいは、補助動詞であり、死ぬ意味はない |
まんねん | 万年草履 | 新しいまんねんこうてもろた | 「新しいビーチサンダル買ってもらった」 ゴム製の草履、万年草履、ビーチサンダルをまんねんということもある |