ほ
幡多弁 | 共通語 | 用例 | 解説、その他 |
ほいたら | そしたら、だったら | ほいたら、この手紙出しちょってくれるかよ | そうしたら、この手紙を出しておいてくれるかい |
ほいて | で、そして | 宿題して、ほいて、遊びにいくけん | 宿題して、そして、遊びに行くから |
ほいと | 物乞い | ||
ほうける | ひげがのびる | どいたら、えらいほうけちょるに | どうした、ひどくヒゲが伸びているが |
ほうさ | 木の枝 | 山でほうさあつめてくるかえ | 「山で木の枝を集めに行こうかね」大きいものは「ぼさ」 |
ほうて | 這って | ほうてでも行くけん | 「這ってでも行くから」 動詞の語幹にア段を含み、終止形がうの場合、未然形、連用形で語幹がオ段に変化する。ほうた、ほうて |
ぼうて | (餅を)ばって | 餅ぼうてきた | 「餅を拾ってきた」 動詞の語幹にア段を含み、終止形がうの場合、未然形、連用形で語幹がオ段に変化する。ぼうた、ぼうて |
ほうはっちょう | 流行性耳下腺炎 | こりゃ、ほうはっちょうやないか。病院いかないくまい | 「これは流行性耳下腺炎じゃないか。病院に行かなければならない」 |
ぼうぶら | かぼちゃ | ぼうぶらんようなっちょうやか | カボチャがよく実っているじゃないか |
ほうべった | 頬 | ほうべったんあこうなっちょるぜ | 頬が赤く染まっているよ |
ほうやく | 雑 | ほうやくな仕事するもんやない | 雑な仕事をするものではない |
ほかす | 捨てる | そんげなもん、もういらんけん、ほかいちょけ | そのようなもの、いらないから、捨てておけ |
ほがす | おだてる | それば人をほがいてまんなや | それ程私をおだてるもんじゃない |
ほげる | 調子に乗る、ふざける | ほげたことしよったら、後でこっぱいめにあうぞ | ふざけたことをしていたら、後でひどい目に遭うよ |
ほこる | 茂る、繁る | この木は、よいよほこっちょるねや | この木は、とても茂っているねえ |
ほこる | ほこりが立つ | ほこるけん、ほたえな | ほこりが立つから、暴れるな |
ぼさ | 丸太 | そこのぼさ、つんじょってくり | 「そこの丸太、積み重ねておいてくれ」 片手で握れる程度の大きさ |
ほた | 朽ち木 | ほた拾いにいくかや | 「朽ち木を拾いに行こうか」焚き付けとして重宝した |
ほたくる | 投げ捨てる | そこらし、ほたっちょる本、くるめちょけ | 「そこら辺りに投げ捨てている本を片付けておけ」 類義語ほたる |
ほたらば | 捨てる程、たくさん(多いこと) | 山いて、クリをほたらば取ってきた。 | 「山に行って、クリをたくさんとってきた」 多いことを表す語。同義語ほだらば |
ほだらば | 捨てる程、たくさん(多いこと) | 山いて、クリをほだらば取ってきた。 | 「山に行って、クリをたくさんとってきた」 多いことを表す語。同義語ほたらば |
ほたる | 捨てる | その餌はもういかんけん、ほとちょけや | 「その餌はもうだめだから捨てておけよ」類義語ほたくる |
ぼちぼち | ゆっくり、そろそろ | ぼちぼち、いぬるけん | そろそろ、帰るよ |
ぼっけん | ぼっけん! | 鬼ごっこで、鬼の陣地を取るときに叫ぶことば | |
ほっこりせん | しっくりこない | 今度のこたあ、みょうにほっこりせん | 今度のことは、どうもしっくりこない |
ぼったり | ぐっしょり | 雨でぼったりんなった | 雨でぐっしょり濡れた |
ぼってん | 点 | そこへぼってんつけちょって | そこに点をつけておいて |
ほっぱ | 法螺 | ほっぱ言うなや | 法螺ばっかり吹くなよ |
ほっぱ | 蕁麻疹 | こりゃいかん、ほっぱんできちょる | これはいけない、蕁麻疹が出来ている |
ほっぱさく | 法螺吹き、嘘つき | あとは、ほっぱさくやけん | あいつはほら吹きだから |
ほっぽ | おんぶひも | ||
ほとびる | ふやける | 長風呂したけん、いびんほとびちょる | 「長風呂したから、指がふやけている」 水分を吸ってふやけること。古語 |
ぼとぼと | びしょびしょ | さだちんきて、ぼとぼとんなったちや | 「にわか雨でびしょびしょになったよ」類義語ぼとんぼとん |
ぼとんぼとん | びしょびしょ | 急な雨で、ぼとんぼとんになったちや | 「急な雨で、ぐしょぐしょになったよ」 類義語ぼとぼと。ぼとんぼとんの方が濡れ具合が大きい |
ほねがましい | 小骨がさわる | うつぼはうまいけんだ、骨がましい | ウツボは美味しいけど、骨がさわる |
ほのけにも | 噂にも | そんげなこた、ほのけにもきかざった | そんなこと、噂にも聞かなかった |
ぼら | ぼら | ぼらやねや | 「後頭部が扁平だな」 後頭部が扁平であること。ボラ頭。魚のボラの頭が平らなことから |
ほる | 捨てる | どこぞ、ゴミほるところないかよ | 「どこかゴミを捨てる所はないかい」 |
ぼる | 漏る | 風呂釜んぼる | 風呂釜が漏れる |
ぼれす | 調査中 | ||
ぼれる | 漏れる | 風呂釜んぼりよる | 風呂釜が漏れている |
ほろせ | 虫さされ痕 | 蚊にかまれて、ほろせんできた | 「蚊に刺されて、虫さされ痕ができた」 爪で十字模様をつけると早くなおる。と言われている |
ぽんがし | ポン菓子 | ポン菓子もろた | 「ポン菓子もらった」 米やトウモロコシを破裂させ、砂糖で固めた菓子。あるいは、米を破裂させたもの |
ほんこ | 本気勝負 | これからほんこやけんね | 「今からは本気の勝負だ」対語うそこ |
ぽんぽん | オートバイ | エンジン音からこう呼ばれた | |
ぽんまめ | ぽんまめ | ぽんまめ食べたい | 「ぽんまめ食べたい」 とうもろこしを破裂させた菓子。ぽんまめの行商人が村々を回り、持ち寄ったトウモロコシや米をポン豆やポン菓子に加工した。有料 |