と
幡多弁 | 共通語 | 用例 | 解説、その他 |
と | 〜と | これん、ほんまのことやと | 「これが、ほんとうのことだそうです」伝聞推量を表す |
どいたち | どうしても | どいたち、わからん | どうしても分からない |
とう | 早く | 朝、とうから出てきた | 朝、早くから出てきた |
とうせない | 心細い | 一人やったらとうせないけん、一緒に行こう | 「一人だったら心細いから、一緒に行こう」 |
どうぞこうぞ | どうにかこうにか | どうぞこうぞしよるうちに、仕事んおわった | 「どうにかこうにかやっているうちに、仕事が終わった」同義語どうぞりこうぞり、類義語どうまりこうまり |
どうぞりこうぞり | どうにかこうにか | どうぞりこうぞりしよるうちに、仕事んおわった | 「どうにかこうにかやっているうちに、仕事が終わった」同義語どうぞこうぞ、類義語どうまりこうまり |
とうど | とうとう | とうどみだれしもた | とうとう壊れてしまった |
とうに | とっくに | 「まだ、着かんろうか」「とうに着いちょらよ」 | 「まだ、着かないだろうか」「とっくに着いているだろうよ」 |
どうまりこうまり | なんとかかんとか | どうまりこうまり行きよるうちに、宿いついた | 「なんとか、かんとか行くうちに宿に着いた」同義語どうめりこうめり、類義語どうぞりこうぞり |
どうめりこうめり | なんとかかんとか | どうめりこうめり行きよるうちに、宿いついた | 「なんとか、かんとか行くうちに宿に着いた」同義語どうまこうまり、類義語どうぞりこうぞり |
とぎ | 仲間、連れ合い、友達 | 磯いくにとぎおらんろうか | 磯に行くのに仲間はいないだろうか |
ときとき | 調査中 | ||
どくそんわりい | 腹が立って仕方ない | おおの、どくそんわりい | 「ああ、腹が立って仕方ない」腹が立って仕方ないとき使う |
どくれる | いじける、へそを曲げる | またどくれちょる。ほっちょけ | 「またいじけているのか。放っておけ」 |
とこばる | 眠る、寝る | まだ起きちょるか。はよとこばれ | 「まだ起きているのか。早く寝なさい」寝床につくこと |
どさ | 土砂 | よけのどさやけん、運ぶに骨んおれる | 「たくさんの土砂だから、運ぶのに骨が折れる」 |
とせい | 生活 | ようようとせいしよらあよ | 「何とか生活しているよ」 |
どだい | 実に、元々 | どだい、たいしたもんよ | 「実に、たいしたものだよ」感動詞として使われることもある。びっくりした様子で、ただ「どだい」で終わることもある |
とっから | とっくに | 「仕事すんだかよ。」「とっから」 | 「仕事すみましたか」「とっくに」 |
とっさき | 先端 | このとっさきまで行ったら下に降りる道んあらよ | 「この先端まで行ったら、降りる道があるよ」同義語とっぱす、とっぺす |
とっしょり | 年寄り | 人をとっしょりあつかいすな | 「人を年寄り扱いするな」 |
とっぽさく | ほら吹き | あの男はとっぽさくやけん | 「あの人はほら吹きだから」比較的好意的な意味合いを持つ |
とどしい | 久しい | 「おまん、よいよとどしかったやいか」 | 「あなた、本当に久しぶりですね」古語遠遠しい |
とどろ | 山奥 | こんげなとどろまで、ようきてくれまいたのし | 「こんな山奥まで、よくお出でくださいました」 |
とばくる | 急いで走る | 何をとばくりよら | 「何で、そんなに急いでいる?」非常に急いで走る様。特に速いというわけではない |
どばしこむ | 投げ込む | まぎるけん、どばしこんじょけ | 「邪魔だから、放り捨てておけ」乱暴に始末すること |
とばとば | バタバタ | 何をそればあとばとばしよら | 「何をそれ程バタバタしている?」」うろたえる様子 |
どぶく | 綿入れ | どぶくもろた | |
どぶる | 浅い水の中を歩く | いっときやけん、どぶっていこうや | 「少しのことだから、水の中を歩いて行こう」同義語ぞぶる、どんぶる |
とまこ | イタチ | とまこにとりやられんように、ちゃんとかくちょけ | 「イタチに鶏を殺されないように、きちんと囲っておけ」 |
とめ | 返礼 | おとめするけん、ちょっこり待ちよって | 「返礼するから、少し待っていて」贈り物に対する返礼、おとめ。同義語おとめ。マッチ数本が基本 |
どめく | 大声を上げる | 誰ぞん、どめきよる | 「誰かが大声を上げている」 |
とろい | にぶい、馬鹿な | とろいことすな | 「ばかなことをするな」同義語とろこい |
とろこい | にぶい、馬鹿な | とろこいことすな | 「ばかなことをするな」同義語とろい |
とんぎる | とがる | 鉛筆の先んとんぎらかさないかんぜ | 鉛筆の先が尖せないといけないよ |
とんげす | 頂上 | やまのとんげすいむいて、とびんとびよる | 「山の頂上で、鳶が飛んでいる」同義語てっぺす、てんげす等 |
どんごろす | 麻袋 | 外来語 | |
どんどこぶり | 大雨 | ゆんべはどんどこぶりやったねや | 「昨晩は大雨だったねえ」 |
どん | 鈍、とろくさい | どんなことしたもんよ | 「とろくさいことをしたものだ」同義語のさ |
どんま | 馬跳び | 「どんましょうよう」 | 「どんましよう」子どもがする馬跳び遊び、ルールが種々ある |