幡日辞書 ウェルカムジョン万の会

ウェルカムジョン万の会HOME>幡日辞書>か

幡多弁 共通語 用例 解説、その他
かあらん 〜だろう 雨にかあらん 雨が降るだろう
がい 乱暴、きつい おお、よいよ、がいなことする ああ、とても乱暴なことをする
痒い いちや、かいがちや 「痒いよ、痒いんだよう」間寛平がギャグに使っている。kaiiと発音
かいが 貝殻 かいがようけひろたねえ 貝殻をたくさん拾ったねえ
いくり 手繰る かいくり
かい 可愛げ かいな子よ。嫁さんにほしいねや 可愛い子だな。嫁にほしいなあ
かいぞ 役立たず ほんまに、わりゃ、かいぞがすよ 「本当に、お前は役立たずだ」木炭で作った改造ガスが役に立たなかったことから。改造バスか?
がいに 特に、格別、余計に この竿はがいにえいねや この竿は格別よいなあ
がいば チガヤ がいば食べろう 「がいばら食べよう」ガムと称して、これを食べた。かすかな甘みがある。
がいみそ 腕白、お転婆 こな子はなかなか、がいみそやけん 「このこは、なかなか腕白だから」男女を問わず呼ぶ
かえるのしりふき どくだみ かえるのしりふきん、よけはえちょる ドクダミがたくさん生えている
乾く 洗濯もんが、なかなかかおんちや 洗濯物がなかなか乾かないのよ
うちのかは気立てがえいけん。器量はわりいけんど 「うちの妻は、気立てがいい。器量は悪いが」同義語おかか
かが しゃがむ ちいと、かうじょってくり 少しかがんでいてくれないか
りあう 関わり合う あんながと、かりあいになんな。 あんな人と関わり合いを持つな
きつく しがみつく こんまい子んみたいに、きついてくなや 小さい子のように、しがみつくなよ
担ぐ、担う、持ち上げる ちょっこり、机いてくり 担ぐは「かたぐ」が相当し、持ち上げる意味が近い。ただし、御輿はかくので、厳密な使い分けはないように見える
くもん 筆記用具 くもん貸して 筆記用具は全てかくもんで間に合わせる
けかま 一心な様子 けかんまんもんで、もうひっかでやりよっと 「人目を気にしないで、もう必死でやったもんだ」「人目を気にしない」様子を表すか。かけかんまん
かげひ 日陰、陰地 暑いけん、かげひで休みよれや 暑いから、日陰で休んでいなさい
腰掛ける ちょっこり、けていけや 「少し、座っていきなさい」腰掛けるとともに、少し休むの意を含む
臭い、匂い、におい ええかんするねや いい香りがするねえ
かざ 嗅ぐ それ、いたんじょらせんか。かんじみよ。 それ、腐ってないか。嗅いでみなさい。
かざ 臭いがする、臭う なんぞ、かざよらんか 何かにおわない?
かじくれ 出来損ない おおの、芋はかじくればっかりじゃか 「ああ、芋は出来損ないばかりじゃないか」生育不良
かし ずるい、賢い こな子は、かしいことばっかりする この子はずるいことばかりする。賢いの意味で使われることが多くなっている
がし カサゴ がしんつれた カサゴが釣れた
鶏肉 わこうてきた 鶏肉買ってきた
菓子 んもろた お菓子もらった
こりゃまた、ずんあるじゃいか 「これはまた、たくさんあるじゃないか」「かずある」でたくさんの意
ひく 悪くなる ばったり、ガソリンがかひいたかしらん 「しまった、ガソリンがダメになったみたいだ」劣化し、性能が落ちること
担ぐ これかいで、山こえないかんろん 「これを担って山を越えなければいけないだろう」類義語かく
椿 しの実とってきちょって 「椿の実を取ってきておいて」ふすまや障子の滑りをよくするため、椿の実の油を使った
かたじょう 偏り かたじょうな食い方せられん 「偏った食べ方をしてはいけない」偏ること
片付ける そこらし、かいちょけ そこら辺り、片付けておきなさい
かちば 力む それば、かちばったちいくまいが 「それほど、力んでもだめだろう」同義語がちばる
がちば 力む それば、がちばったちいくまいが 「それほど、力んでもだめだろう」同義語かちばる
がち 一徹、頑固 あの人は、若いじぶんから、がちんな人やったけん 「あの人は、若い頃から頑固な人だったから」同義語いごせ
かつえ 飢えた人 かつえみたいな食い方せられん 「飢えた人みたいな食べ方をしてはいけない」行儀悪く食べることを窘める言い方。がつがつ食べる人
かつかつ やっと、ようやく かつかつまにおうたねや やっと、間に合ったねえ
がっ 髪がうっとうしい様 がっな頭よ。散髪いてこい 「うっとうしい頭だ。散髪に行ってこい」遠州弁に同じことばがある
っちゃ がちや そうやろ、そうなっちゃ 「そうだろう、そうなんだよ」がちや促音化。土佐弁「がって」に近い。若い女性が使う
かっちゃん おばちゃん乗り、片足乗り 自転車習いよるかよ。かっちゃんから稽古せないくまい 「自転車の練習しているのかい。片足乗りから練習しなければいけないだろう」
かなく 出来もしないことを言うこと このかなくんすが! 「この、くちさきだけのやつが!」出来ないことをしようとする者をあざける
かなぐ ひっかく かいいけん、かなぐよる 痒いからひっかいている
かなぐ 動き回る、慌てる なにをそればあ、かなぐりよる なにをそれほど、慌てているんだ
がな 叫ぶ そればがなんでも、聞こえるけん 「それほど叫ばなくても聞こえるから」同義語おらぶ、しゃける
かに 釣りいこうやあ 「カニ釣りに行こうよ」同義語がね
かにくわれる 蚊に刺される おお、かにくわれて、ほろせんできたちや 「ああ、蚊にさされて、あとができたよ」蜂は刺され、ムカデは噛まれ、蚊には食われると続く
かに 釣りにいこうやあ 「カニ釣りに行こうよ」同義語がに
かぶ 撒き餌 かぶするけん、はよオキアミとかいてくり 撒き餌をするから、早く、オキアミを解かしてくれ
かぶ 撒き餌を撒く かぶすけん、はよオキアミ溶かせいいよるろ 撒き餌をするから、早く、オキアミを解かせっていっているだろう
かま 準備する 今晩は、お客んくるけん、酒まえちょってくり 今晩は、お客さんが来るから、お酒を用意しておいてください
かみぺーぱー 紙やすり、サンドペーパー ペーパーでこすったら、ざんじきれいになら 紙やすりでこすったら、すぐ、きれいになるだろう
かめの 尾てい骨、尾骨 かめのをうって、うどみよる 尾骨を打ち付けて、苦しんでいる
かや 逆さま、裏表 服、かやしにきいちょりゃせんか 「服を裏表逆に着ていないか」前後逆はさかし
ひっくりかえす ばけつかてしもた 「バケツをひっくり返してしまった」誰かの動作によりひっくりかえすこと
ひっくりかえる 大波で舟んかやっ 「大波で舟がひっくり返ってしまった」人為的でない原因でひっくりかえること
図体 おおけなかしちょるに、きがまたいけん 大きな体をしているのに、気が弱いから
稲の黒点 だいや、がんできちょる 「まあ、稲に黒点ができている」がざ、がら、いもち病
辛い おおの、こりゃからいちや 「ああ、これは辛い」塩、辛子、大根おろしの区別なく「からい」
からび 干からびる めしんかびてしもちょる 「ごはんが干からびてしまっている」対語ほとびる
かわるにかあらん かわる 明日は天気になるにかあらん 「明日は天気がよくなるらしい」「たぶんかわるだろう」という予測を表す。「かあらん」は他の語にもつくが、「かあるにかあらん」はよく使われる
かんからぼし 干からびる みみずん、かんからぼしんなっちょる ミミズが干からびている
かんころもち 芋の粉の餅 かんころもち食うかよ 「かんころもち食べるかい」芋の粉を蒸して作った餅。
かんしょ 癇症、神経質、きれい好き あこの嫁さんはかんしょなけん 「あこの奥さんはきれい好きだから」やや否定的な意味合いを持つ
がんぜ まさか がんぜ、あげなるた、おもわざった まさか、ああなるとは思わなかった
んぞく 弱った様 あのおんちゃん、んぞくしたねや 「あのおじさん、弱ったねえ、」がんぞくは、病気などで体が弱った様
かんな 木くず、かんなくず かんなあつめちょけ 「かんなくずを集めておけ」火付きがよいため重宝された
かん 銚子 かんんもってきてくり 「銚子もってきてくれ」お酒そのものを指すこともある
かん かまわない かんん、かん 「よい、よい」
がん 一眼水中眼鏡 がんん忘れた 「水中眼鏡忘れた」類義語にがん。一眼はガラス面が広く、鼻まで覆うため、鼻に水が入らないが、扱いを間違えると、怪我や窒息の危険があった
ウェルカムジョン万の幡多弁翻訳室 幡多弁辞書目次

幡日辞書目次 幡多弁コンバータ[万次郎] 簡易幡多弁データベース[アホウドリ]

- - - - - - - - - -