◆漂巽紀畧[ひょうそんきりゃく](現代文)
凡例
第一巻
五人,宇佐を出帆し嵐に遭う
鳥島に143日,ついに異国船を見る
オアホーに至り,万次郎メリケに渡る
第二巻
筆之丞、名を伝蔵と改める
土佐漁民大いにかつをを釣る
寅右衛門大工の弟子となる
伝蔵、藤兵衛と涙の別れ
重助,甲斐なくついに異国の土となる
伝蔵らフィッチセルに再び見える
伝蔵ら南洋に珍しきものを見る
伝蔵ら蝦夷地を踏むも帰郷ならず
第三巻
ヂョンマン、世界をめぐる
マン、子ども達と文字を習う
マン、捕鯨船に乗る
マン、三年の捕鯨を終え帰郷
マン、キャリホネ金山に赴く
マン、金山で大いに稼ぐ
第四巻
万次郎等紀州寅吉一行と別れる
伝蔵等秘密の内に島を去る
万次郎等船上の人となる
三人、摩文仁の地に上がる
琉球を発ち薩摩に向かう
薩摩を発ち長崎に向かう
三人故郷に帰る
◆土佐唐人之記[とさとうじんのき](現代文)
◆江戸時代鳥島漂流史
◆伝蔵,重助,五右衛門,寅右衛門年表
◆伝蔵がハワイに残したもの
◆万次郎の呼称、名前について
◆漂客談奇[ひょうきゃくだんき](現代文)
第一談
吉田東洋序文
一つ、漂流し助けられしこと
一つ、ハナロノで暮らせしこと